ラーシュトラクータ朝の9〜10世紀に亘る支配を奪い返した後期チャールキヤ朝(11〜12世紀)の寺院が最も多く残されている村
ブラフマー・ジナーラヤ寺院(ジャイナ寺院)(11世紀、カルナータカ州、ラックンディ)
ブラフマー・ジナーラヤ寺院(Brahma-Jinalaya Temple)(ジャイナ寺院)は、 ラックンディで最も古い、かつ最大の寺院
ブラフマー・ジナーラヤ寺院(ジャイナ寺院)(11世紀)
ジャイナ寺院、シカラ(高塔)(南方型と北方型の中間型) | 動物や祖師像で飾られた壁面 |
寺院全体は、ベルールやハレビードと同様に緑泥片岩で造られている。(日本では、秩父青石と呼ばれ、板碑 等によく使われている)
オープン・マンダパ(拝堂)の勾配屋根頂部の中央にはティールタンカラ(祖師)の像が祀られている
堂内の列柱 | 祖師像の下には、祖師に関することが、文字で刻まれている |
オープン・マンダパ(拝堂)の列柱
ロクロをまわして造ったであろう、装飾された円形の柱が、屋根を支えている
堂内の女神像 | 堂内の男神像 |
ジャイナ教寺院では、主堂正面の左右に獅子に乗る女神像と象に乗る男神像が置かれることが多いが、ここのはヨーニ(女性原理)のような基壇にのっている
聖堂、美しいティールタンカラ(祖師)の浮彫が祀られている
内部壁面にもティールタンカラの彫刻で飾られている | ||
基壇上に祀られたティールタンカラ | 外部壁面を飾るティールタンカラ(祖師)像 |
ブラフマー・ジナーラヤ寺院 下部
ヒンドゥー寺院で見られる伝説の怪魚 「マカラ(ガンガー女神の乗物)」 の文様がジャイナ寺院でも使われている
カーシーヴィシュワナータ寺院(ラックンディ) 南インド、ヒンドゥー王朝の美術と寺院
ブラフマー・ジナーラヤ寺院 後部外観
(撮影:2008年3月18日)