カンヘーリー(Kanheri)後期石窟寺院

  ムンバイより北に35Kmの仏教石窟寺院で、前・後期あわせて110余りの窟院が開かれている。小窟がほとんどだが、数量的にはインド

  最大規模。

 カンヘーリー(Kanheri) 後期石窟寺院 (インド、マハラーシュトラ州)

  後期の石窟寺院は、小窟が多いが密教系の彫刻が遺されており、6〜9世紀に開かれた。

カンヘーリー石窟寺院(2世紀末〜9世紀)

なだらかな火山岩丘の中腹から頂にかけて、前期・後期窟あわせて110余りの窟院が開かれた

石窟寺院正面 (第1窟) ストゥーパと壁面のレリーフ

石窟寺院の数が多いが、ほとんどが小窟に属する

石窟 壁面、仏陀の彫刻

石窟 壁面、仏陀倚坐像のレリーフ 石窟内の壁画(仏陀像)

左上写真の彫刻部は、画面 左上の壁面が欠落してから彫られた

仏三尊像(第41窟、6世紀末〜7世紀前期)

向かって左側(右脇侍)が、十一面観音

  

十一面観音菩薩立像 (三尊仏の右脇侍)(第41窟、6世紀末〜7世紀前期)

インドで、カンヘーリー石窟寺院に一例あるのみの十一面観音菩薩で大変貴重な作品。

人がどこにいても見守り、顔を向けていてくれる、という人間の欲望が十一面観音を作り出したという

ブッダのレリーフパネル

ターラーと脇侍 八難救済の場面を伴った観音菩薩立像

壁面には、密教系の彫刻が遺されている

石窟のファサード(正面) 石窟のファサード(正面)

 パーラ朝の仏教遺跡と美術・ナーランダー               アジアの宗教美術と博物館!

説法図浮彫

仏像を曼荼羅的に配した大浮彫パネル

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