インド、マハーシュトラ州アウランガーバード市北部、デカン高原西部に位置する丘陵に開かれた仏教石窟寺院。未完窟を含め全部で12窟
あり、このうち第4窟が前期チャイティヤ窟(祠堂窟)で、残りが後期ヴィハーラ窟(僧院窟)に分類される。
後期ヴィハーラ窟(僧院窟)のうち、第1・第3窟が6世紀前半の制作でヴァーカータカ時代のアジャンター石窟寺院をやや発展させた形式を示す。
アウランガーバード 石窟寺院
第1窟 後期ヴィハーラ窟(僧院窟) (6世紀前半)
6世紀前半の制作、ヴァーカータカ時代のアジャンター石窟寺院をやや発展させた形式を示す
アウランガーバード石窟寺院 第1窟(6世紀前半)
アウランガーバード石窟の最西側にありこの石窟最大級の広さを持つ
第1窟 ベランダ、仏三尊像のレリーフ
第1窟の列柱や壁面を飾る彫刻
南壁を飾る7体の仏陀倚坐像と両端二体の観音立像
第1窟正面入口の崩落した柱の彫刻
第3窟 後期ヴィハーラ窟(僧院窟) (6世紀前半)
6世紀前半の制作、ヴァーカータカ時代のアジャンター石窟寺院をやや発展させた形式を示す
第3窟 柱の浮彫装飾
第3窟 柱のレリーフ
ミトゥナを中心に蓮華や唐草文様の装飾文様体は、アジャンターの後期石窟の柱に近い
アウランガーバード後期石窟寺院 第2・第6窟 アジアの宗教美術と博物館!
第3窟 仏陀に向かい手を合わせる人々
(撮影:2003年12月31日)