ハンピ(ヴィジャヤナガル)・Hamp(Vijyanagar)

 ハンピ(ヴィジャヤナガル)は、ヴィジャヤナガル王国の首都として1336年から1649年に亘る 約300年間、もっとも富裕で最大の都市として栄えた。

ヴィジャヤナガルは、「ラーマーヤナ」の猿の王国 キシュキンダーにあたる聖地とみなされ、「ラーマーヤナ」を素材とした彫像が数多くある。

ハザーラ・ラーマ寺院(Hazara Rama Temple)

 ハザーラ・ラーマ寺院(ラーマチャンドラ寺院)(15世紀、ハンピ)      ハンピの地図

  ハザーラ・ラーマ寺院は、ラーマチャンドラ寺院とも呼ばれ、宮廷地区の中ほどにあり、デーヴァラーヤ1世(在位1406〜1424年)がラーマに献じた寺院

ハザーラ・ラーマ寺院 東門

ハザーラ・ラーマ寺院 塀の浮彫

塀には、馬や象・兵士・楽人・踊子などの行列が五段に亘って浮彫で表現されている

塀の上、ハヌマーンの彫刻
塀に刻まれた踊子の浮彫 塀、最上段の浮彫(女性の浮彫)

寺院のオープン・マンダパ(拝堂)

オープン・マンダパ、屋根上中央の彫像
入口、頭上の彫刻(ガジャラクシュミー) 寺院、壁面の彫刻

ラクシュミー(LAKSMI 吉祥天)は二頭の象が両側から水をかける姿が最も有名で「ガジャラクシュミー」とよばれる(象:ガジャ)

マンダパ(拝堂)入口

柱の浮彫(クリシュナ:ヴィシュヌの化身)
マンダパ(拝堂)内 柱の浮彫(ヴィシュヌ)

ハザーラ・ラーマ寺院 ヴィマーナ(本殿)

寺院、壁面の浮彫(象)
寺院、壁面の浮彫 寺院、壁面の浮彫

ラーマーヤナの説話が三段に分かれて配されている外壁

 クリシュナ寺院(ハンピ)                         南インド、ヒンドゥー王朝の美術と寺院

アンマン祠堂(神妃堂)

(撮影:2008年3月19日)