ハンピ(ヴィジャヤナガル)・Hampi(Vijyanagar)

 ハンピ(ヴィジャヤナガル)は、ヴィジャヤナガル王国の首都として1336年から1649年に亘る 約300年間、もっとも富裕で最大の都市として栄えた

クリシュナ寺院(Krishna Temple)

 クリシュナ寺院 (16世紀前半、カルナータカ州、ハンピ)             ハンピの地図

  クリシュナ寺院は、ヴィジャヤナガル王国の最盛期にクリシュナデーヴァラーヤ王が、ヴィシュヌの化身 クリシュナの幼児像を祀るため、この寺院を建立した。

  この像は、王がオリッサに軍事遠征し凱旋帰国した際にもたらされた神像で、新たな寺院を建設し祀ることにより、聖なる力がもたらされることを願った

クリシュナ寺院(6世紀前半) 外観

マンダパ(拝堂)入口階段の側面、動物の彫刻
マンダパ(拝堂)玄関の列柱 マンダパ(拝堂)入口階段の側面、細かく刻まれた象の彫刻

クリシュナ寺院、オープン・マンダパ(拝堂)の列柱

マンダパ、彫刻で荘厳された列柱(角柱) マンダパ(拝堂)内部

オープン・マンダパ(拝堂)

境内、テルグ語と思われる文字で刻まれた石碑 石碑後方 小祠堂の屋根を飾るヒンドゥーの彫像

石碑後方の小祠堂、屋根は精巧な彫刻を施したヒンドゥーの神々で飾られている

小祠堂、屋根上 四臂のヒンドゥー女神 小祠堂屋根の角部分、ヴィシュヌ神の乗物 ガルダの彫像

クリシュナ寺院、周壁とゴープラム(塔門)

クリシュナ寺院のゴープラム(塔門) クリシュナ寺院、周壁とゴープラム(塔門)

ゴープラム(塔門)頂部側面の彫刻

ゴープラム、頂部側面
ゴープラム(塔門)を飾るヒンドゥーの神 ゴープラム(塔門)を飾るヒンドゥーの神

 ナラシンハ像(人獅子に化身したヴィシュヌ)

  クリシュナ寺院の南側にある。像は、一つの花崗岩を用いてヨーガ行者のポーズをとるナラシンハ像を丸彫りしている

ナラシンハ像(Narasimha statue) (1528年、花崗岩、高さ 6.7m)

 ヴィッタラ寺院(ハンピ)                          南インド、ヒンドゥー王朝の美術と寺院

ナラシンハ像、背後から覆い被さる竜蓋も同じ岩からできている
当初、膝の上に乗っていたラクシュミーと四本の腕は欠損している ナラシンハ像近くの寺院にあるシヴァリンガ(高さ3mで水に浸されている)

                                            *高さ 3mのリンガが祀られている寺院はBadavilinga Temple

(撮影:2008年3月19日)