ベルール(BELUR)(2)

チェンナ・ケーシャバ寺院(Chennakeshava Temple)

 チェンナ・ケーシャバ寺院(インド、カルナータカ州、1117年建立)

  チェンナ・ケーシャバ寺院は、現在も生きた寺院で、ハレビードのホイサレーシュワラ寺院と並ぶホイサラ様式の寺院

チェンナ・ケーシャバ寺院ゴープラム(塔門)

チェンナ・ケーシャバ寺院は現在も生きた寺院で参詣の人々が絶えない マンダパ(拝堂)前の小祠堂

マンダパ(拝堂)入口近くにある獅子像

獅子は、ホイサラ朝のいわば紋章として使われた

ホイサラ様式の建物は、高さにはこだわりを見せず、壁面をジグザグにして彫刻面を多くとる星型にプランされ、彫刻は細部にこだわっている

寺院全体は、ハレビードと同様に緑泥片岩で造られている。(日本では、秩父青石と呼ばれ、板碑によく使われている

鋭角に尖った屋根の角

柱頭には女性の彫刻が二体、屋根裏にも細かい彫刻がいっぱい施されている

柱頭の女性の彫刻 象と角のあるライオン(ヤーリ)の柱

入口、頭上の彫刻

中央にヴィシュヌの乗物である鳥類の王 ガルダ(Garuda)を配する

野猪に化身したヴィシュヌ ヴィシュヌ像

下部、壁面の彫刻

連続して続く動物を深く彫りこみ、立体感を出している。

壁面上部にはヒンドゥー教の神々が刻まれている 踊るシヴァ神

沐浴池(入口の両側に小祠堂が建っている)

寺院の広い境内には、もともと三つの小寺院が建てられていた

 ホイサレーシュワラ寺院(ハレビード)               南インド、ヒンドゥー王朝の美術と寺院

日没前のゴープラム(塔門)

(撮影:2008年3月15日)