チェンナ・ケーシャバ寺院(インド、カルナータカ州、1117年建立)
チェンナ・ケーシャバ寺院は、現在も生きた寺院で、ハレビードのホイサレーシュワラ寺院と並ぶホイサラ様式の寺院
チェンナ・ケーシャバ寺院ゴープラム(塔門)
チェンナ・ケーシャバ寺院は現在も生きた寺院で参詣の人々が絶えない | マンダパ(拝堂)前の小祠堂 |
マンダパ(拝堂)入口近くにある獅子像
獅子は、ホイサラ朝のいわば紋章として使われた
ホイサラ様式の建物は、高さにはこだわりを見せず、壁面をジグザグにして彫刻面を多くとる星型にプランされ、彫刻は細部にこだわっている |
寺院全体は、ハレビードと同様に緑泥片岩で造られている。(日本では、秩父青石と呼ばれ、板碑によく使われている)
鋭角に尖った屋根の角
柱頭には女性の彫刻が二体、屋根裏にも細かい彫刻がいっぱい施されている
柱頭の女性の彫刻 | 象と角のあるライオン(ヤーリ)の柱 |
入口、頭上の彫刻
中央にヴィシュヌの乗物である鳥類の王 ガルダ(Garuda)を配する
野猪に化身したヴィシュヌ | ヴィシュヌ像 |
下部、壁面の彫刻
連続して続く動物を深く彫りこみ、立体感を出している。
壁面上部にはヒンドゥー教の神々が刻まれている | 踊るシヴァ神 |
沐浴池(入口の両側に小祠堂が建っている)
寺院の広い境内には、もともと三つの小寺院が建てられていた
ホイサレーシュワラ寺院(ハレビード) 南インド、ヒンドゥー王朝の美術と寺院
日没前のゴープラム(塔門)
(撮影:2008年3月15日)