第17窟 藩王国の大臣によって寄進された大規模なヴィハーラ窟。壁画がたくさん残っている
壁画を描く岩の表面は磨かずに泥を主体とした漆喰が2層に塗られ、その上に石灰が薄く塗布され、石灰が乾いてから絵画を描いた。塗料はベンガラの赤、黄土、煤黒、石灰と陶土の白、緑土など大半が地元で調達した鉱物性顔料。唯一青の原料となるラピスラズリのみが、アフガニスタンから輸入された。
第17窟 三道宝階降下 天上より、サンカーシャ村に降りて説法するブッダ
天井に描かれた女性像 |
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第17窟 托鉢・大きく描かれたブッダが母子から布施供養を受けている場面(左写真)
第17窟 六牙白象本生(ジャータカより)
第17窟 化粧をする女(鏡を見ながら女性が化粧をしているシーン)
第17窟 シンハラ物語(羅刹女を退治に行くシンハラ王の軍隊)
アジャンター石窟寺院(7) 第19窟 アジャンター・エローラと西インドの石窟寺院
第17窟 大きな壁画を描く場合、同一工房に属する画家が画面を区切って分担しているため、明らかに描き方の違う植物文様の画が中央で合流している。インドのおおらかさが垣間見える