ムンバイより北に35Kmの仏教石窟寺院で、前・後期あわせて110余りの窟院が開かれている。小窟がほとんどだが、数量的にはインド
最大規模。前期に属するのは第3窟のみで、カールラーチャイティア(祠堂)窟にならった2世紀末頃の造営になり、規模が最も大きい。
カンヘーリー前期石窟寺院 第3窟(インド、マハラーシュトラ州)
第3窟は、インドの前期石窟寺院の最末期のチャイティヤ窟(祠堂窟)に位置付けられている。
カンヘーリー(Kanheri)石窟寺院 第3窟 (2世紀末頃)
第3窟は最も規模が大きくインドにおける前期末期のチャイティア(祠堂)窟
第3窟 正面廊後壁のレリーフ (2世紀末頃)
カールラー石窟寺院同様、男女供養者の浮彫が配されている
第3窟の柱と寄進銘、ストゥーパのレリーフ
寄進銘には、施主の商人名とサータヴァーハナ朝ゴータミープトラ王の年紀が刻まれている
石窟内部、列柱とストゥーパ
列柱の形式はカールラー石窟寺院(2世紀前半)と同様だが、様式的な衰えがある
第3窟、窟外の左側にあるストゥーパ(後期)と正面廊下、右側の仏立像(後刻)
第3窟 壁面ブッダのレリーフ他
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