バーダーミ(BADAMI)(4)

  バーダーミは、プラケーシン1世により6世紀中頃からチャールキヤ朝の都として始められ、8世紀中頃まで栄えた。

バーダーミ石窟寺院

 この石窟寺院は、南インドのヒンドゥー窟としては最古のもので、、四つの窟からなる。 1〜3窟(6世紀後半)はヒンドゥー教の寺院で、第4窟は少し時代が下がるジャイナ教の寺院

 バーダーミ石窟寺院第4窟( 7世紀、カルターナカ州、バーダーミ)

  バーダーミ石窟寺院第4窟は、ジャイナ教寺院で1〜3窟より遅い7世紀の開窟になる

バーダーミ石窟寺院第4窟 外観

バーダーミ石窟寺院第2窟 外観 入口を登った露台、ジャイナ教の祖師像

ジャイナ教の祖師像(ティールタンカラ)

文様の彫刻で飾られた列柱の内に、祖師(ティールタンカラ)の像が刻まれている

第4窟内部、壁面の彫刻

ジャイナ教は、マハーヴィーラ(前6〜前5世紀)を祖師と仰ぐが、マハーヴィーラ以前に23人のティールタンカラと呼ばれる祖師がいたマハーヴィーラは第24祖

ジャイナ教の聖者たちは、無所有を象徴する全裸で表現される

壁面のティールタンカラ(祖師)の彫刻

24人のティールタンカラ(祖師)は、各祖師固有の標識、胸間のシンボルで区別するという

 ブータナータ寺院 (バーダーミ)                  南インド、ヒンドゥー王朝の美術と寺院

奥壁中央の小祠堂とそこに祀られるティールタンカラ(祖師)像

(撮影:2008年3月18日)