基壇には、仏教尊像、ヒンドゥー教神像、人物、動物などを表したテラコッタ・パネル(20〜40Cm)がはめこまれている。このテラコッタは、パーラ朝美術の貴重な資料である。
基壇には、約2800枚のテラコッタ・パネルがはめこまれている
テラコッタ・パネル(1)
テラコッタは躍動感に満ちている
チャンダマハーローシャナ(不動明王)
右手に利剣、左手に羂索を持ち、左膝を地につけ右足を蹴りあげる。この不動明王が、バングラディシュにおける初見という。
パハールプルと同じ十字形大塔院であるインドのヴィクラマシーラ寺院では、昭和55年(1980)12月の調査で不動明王像が確認されている。
テラコッタ・パネル(2)
粘土が生乾きのうちにすばやく彫刻するという
テラコッタ・パネル(3)
パネルは1枚1枚、整理の為の番号がうってあった