アウランガーバード(Aurangabad)石窟寺院 

  アウランガーバードは、アジャンター・エローラを訪れるための起点となる都市である。ムガル帝国のアウラングゼーブ帝がこの地で執政を行って以来アウランガーバードの名前が残っている。

アウランガーバード石窟寺院遠景

石窟寺院は、アウランガーバードの北、約3Kmのデカン高原の丘陵に開かれた仏教石窟寺院

第7窟 奏楽舞踊像(仏堂左壁) 6〜7世紀

楽器に合わせて踊る官能的な女神像を中心に、楽人を放射状に置いた半円形の構図。時代が、性的エネルギーを重視する密教化の方向に進んでいる。(6〜7世紀)

第4窟(前1〜後1世紀の前期チャイティヤ窟)

アウランガーバード石窟寺院は、未完窟も含め全部で12窟あるが、第4窟以外は、6〜7世紀の後期ヴィハーラ(僧院)窟

第9窟 ターラー(6〜7世紀) なんとも、官能的な石彫でインパクトがある

 アウランガーバード石窟寺院(2) 第4窟    アジャンター・エローラと西インドの石窟寺院

アウランガーバード石窟寺院よりデカン高原を見る